第三の選択  ~ シェアハウスで高齢者を看るということ ~

最期はどこがいいですか? 病院? 施設? それとも・・・?? ここは看護師がシェアハウスで寝たきりの高齢者を看ているレポート的なブログです。真面目に不真面目な人間性なので閲覧注意w

仕事中に更新 シェアハウスにスプリンクラー

こんにちは。


いきなりのお話ですが


平成30年4月より、高齢者が利用する一部の施設にスプリンクラーの設置が義務付けられました。


これについては検索をかけた方が早いので省きますね。


で、自分が経営しているシェアハウスはどうなのか?


これは、正直なところ義務なのかそうでないのかよくわからないです。


そもそもシェアハウスにはスプリンクラーは必須ではありません。


ただし、管轄の消防さんが言うには


「自力での避難行動がとれない高齢者が利用している場合、たとえシェハウスでも設置する義務は生じる。」らしい。


これが本当かどうかはわからないけど、経営するうえで評価ポイントが高くなるので300マン近くかけて設置しました。トホホ


なので、自力で避難が可能な方々が利用してる場合は設置義務はありません。


自分はこの「高齢者対応型シェアハウス」を始める前はお泊り付きデイサービスをしていました。


これは「デイサービスを利用している人が、家には戻らずそのままそのデイサービスで実費で宿泊できるサービス。そのかわり、利用できる人数はデイで利用された人数の半数じゃないとダメ!」


という決まりがあります。


なので、デイで14人利用していたとしても、お泊りできる人は7名じゃないと違反だよ!そのまま14人泊めるとか、ありえないからね!!」ということです。


んで、その場合人数に限らずスプリンクラーの設置が平成30年4月から義務になったので
「人数は守っていてもスプリンクラーを設置していないとダメだよ。」ってこと。


これ、守っていないお泊りデイ、今も多く存在しています・・・。


これで罰則無いのなら、正直にスプリンクラー付けた私涙目・・・;;

仕事中に更新 認知症の種類

こんにちは。


さて、今日は認知症の種類ついてですが、


「詳しくはネットで検索してね!」


で、おしまいです。だって書くの面倒なんだもの・・。


たいていはその対応も書かれていますが、問題となるのは


治るのか?治らないのか?さーどっち、どっち、どっちだー!?てところです。


認知症の種類によっては病的因子も絡んでいることが多く、脳の気質的変化による一時的な認知症状であれば治療で治ることもありますが、早期発見、早期治療を運悪く逃してしまった場合、覚悟してください。



私が看護実習で病院でみた方の中には「交通事故で脳に障害をうけ、以前と人格が変わってしまった。」と説明を受けた方を紹介されました。


表現が悪いけど、シンバルたたくサルのおもちゃみたいな感じになってました。


先生は、「この人は今後良くなることは難しいね。」とのこと。


「脳が受けたダメージの回復は不可逆的の場合がほとんど。」←これ大事


また、外部からの侵襲や病的なものでダメージを受けた場合、認知症と似た症状が出ることがあります。物忘れとか暴れたりだとか・・・。


んで、不可逆的ケースでは結局のところ「施設の利用、または外部サービスが必要になる」場合が多い。


外部サービスっていうと訪問系ですね。


で、介護サービスを受けようとした場合、年齢がネックになることを覚えておいてください。介護保険は65歳から適用、40~64歳は条件付き、39歳以下は障害福祉サービスの適用となります。


この辺は検索かけてもらった方がよいでしょう。


ではでは。

施設で亡くなっちゃった;;

あると思いますw


特養(特別養護老人ホーム)なんかは終の棲家と呼ばれるくらいなんで、バンバン亡くなっていると思いますが、自分が働いていたところでは、


「亡くなる前に病院に送っちゃおう。」が、鉄則でした。


まず家族からのクレームが来る。


亡くなることは仕方ない(寿命や循環器系の持病もあるからね)のですが、


「20マン近いお金を払っていて死んだのに気が付かないって、スタッフは何やっていたんだ!!(怒」


まぁ気持ちはわからないでもない。でも、そもそも個室はわかりにくいし、個室への訪問数も少ないと状況が把握しにくい。


なので、気が付かないうちに亡くなってることも結構ある。


勤務していた特養では医師が2週間に一回程度来ていたので、死亡診断書は担当医が書いておしまい。あとは葬儀屋にお願いして引き取ってもらう。


もし医師が来ていなかった場合は


警察が来ます!


事件性の有無のチェックのため、当時は誰がいたか、どんな状況かいろいろ聞いてきますよ。


なので施設で亡くなるといろいろ面倒(施設にパトカーが来るし)なので、容体が悪かったりすると早めに病院へ。


でも、施設の利用料は部屋を確保しているため当然徴収。で、入院費も家族持ち。
中には「施設で看取ってください。」という家族もいるけど施設の意向による。


で、
・施設で亡くなる→寿命か急死・・・まぁしょうがないよね。。。
・病院で亡くなる→病死・・・やっと楽になれるね、よく頑張ったね。。感動!   
・自宅で亡くなる(往診あり)→寿命、病死、急死、いろいろ・・・畳の上で本望だよね。


いずれも担当医が担当するので処理はスムーズ


・自宅で亡くなる(往診なし)→病死、急死のほか事故死、他殺、自殺の疑い→警察


警察に行くと傷だらけで帰ってくることもあるから、ちょっと残念な気持ちになる。